aalt — Access All Alternates
aalt(Access All Alternates)は、選んだグリフが持つ異体字をすべて集め、ユーザーに選ばせるフィーチャーです。
アプリケーションが通常の異体字へのアクセス手段に対応していない場合、通常の置き換えが想定する文脈の外で異体字が必要な場合、あるいはどのフィーチャーが目的の字形を作るのかユーザーが知らない場合に使います。
Without aalt
abc
With aalt
abc
.fea source
Compiling…
異体字を選ぶフィーチャーの使い分け
Section titled “異体字を選ぶフィーチャーの使い分け”異体字へアクセスする方法は、aalt を含めて 3 つあります。
| フィーチャー | 用途 |
|---|---|
aalt |
選んだグリフが持つ異体字をすべて集め、ユーザーに選ばせる |
salt |
デフォルトの字形を、書体の意匠としての異体字に置き換える |
ss01–ss20 |
意味づけされたグリフの集合を、まとめて別の意匠の集合に置き換える |
salt が対象にするのは、スワッシュや hist のようなはっきりした分類に収まらない、書体の意匠としての異体字です。ss01–ss20 は、個々のグリフではなく、調和するよう設計されたグリフの集合をまとめて切り替えます。
aalt の feature ブロックには、置き換え規則の代わりに feature salt; のように他のフィーチャー名だけを書けます。コンパイラは、そこで参照したフィーチャーが持つ single・alternate の置き換え規則をすべて集め、対象グリフごとにグループ化して aalt を組み立てます(Adobe OpenType Feature File Specification, §8.a)。
Feature File による実装
Section titled “Feature File による実装”規則は Lookup Type 3 で書きます。
Without rules
abc
With rulesabc
Compiling…